IDA建物総合評価

「IDA建物総合評価」は、木造住宅を対象に建物の劣化状況を判断する「インスペクション(建物状況調査)」、耐震性能を判断する「耐震診断(一般診断)」とJJJ断熱診断を用いた「断熱診断(U値実測)」を行い、各項目の結果を基に総合的に建物を評価する仕組みです。

各項目をポイント評価し、総合ポイントにより「IDA認定住宅」のランク付けを行い、最終的には「家寿命」として、今後の耐久年数の目安を分かり易く表示します。

総合評価概念図

診断項目

インスペクション 劣化診断

  • 赤外線カメラによる雨漏れ・結露等チェック
  • シロアリ探知によるシロアリチェック
  • Jフリー
  • シロアリ探知(ターマトラック) 電磁波を応用し、柱や壁内部に生息するシロアリを探知する非破壊検査機
  • 熱画像1
  • 熱画像2

断熱診断

  • JJJ断熱診断による断熱性能の実測評価

JJJ断熱診断とは?

建築も人と同じように健康診断が必要です。悪い箇所を早期に発見して補修しなければなりません。
特に評価が難しい断熱性能は雨漏り・結露や経年劣化、新築であれば施工精度により性能が落ちる可能性があります。断熱診断なら、「現在」のリアルな断熱性能を実測・数値化することができます。
操作方法は簡単で、無線センサと赤外線カメラを使いオリジナルプログラムで部位の熱貫流率(U値)を自動算出します。また建物全体の外皮性能、1次エネルギー消費量や暖冷房コストシミュレーションも行え、新築・改修時の施工チェック、断熱改修の提案に利用できます。

【採択事業】
  • 環境省:地球温暖化対策技術開発事業
  • 国土交通省:住宅関連先導技術開発助成事業(H20)、住宅市場調整推進事業費補助金(H23)
  • 経済産業省:ものづくり試作開発等支援補助金
なにができる?
実測概念図と6つのメリット 実測概念図と6つのメリット
測定イメージ
測定イメージ図
  1. 測定対象部位(壁・天井・床)の室内外に環境温度計を設置
  2. PCに赤外線カメラ、データを受信するセンサ受信機を接続
  3. 環境温度計(室内)を含む測定部位面を赤外線カメラで撮影
  4. 測定プログラム内でU値(熱貫流率)をリアルタイム表示
  5. 測定データを集計して、平均による実測U値を算出
赤外線カメラによる筋かい有無チェック ボアスコープ等による金物の有無・種類チェック
測定の流れ
測定の流れ概要

耐震診断

  • 赤外線カメラによる筋かい有無チェック
  • ボアスコープ等による金物の有無・種類チェック
  • Jフリー
  • シスコープによる金物の画像
  • 熱画像3
  • 熱画像4